2016-05-19 第190回国会 参議院 内閣委員会 第16号
○櫻井充君 改めてですが、株式会社立大学をあの当時、LECともう一つ別な大学がございます。こちらはうまくいっているんだと思いますが、ですが、あの当時、ここでうまくいったら株式会社立大学を全国展開していきたいと、全国展開していってほしいと思っている方々がかなり無理やりこの案件を押し込んできて特区を悪用してきたんじゃないかと、私はそう思っているんですよ。
○櫻井充君 改めてですが、株式会社立大学をあの当時、LECともう一つ別な大学がございます。こちらはうまくいっているんだと思いますが、ですが、あの当時、ここでうまくいったら株式会社立大学を全国展開していきたいと、全国展開していってほしいと思っている方々がかなり無理やりこの案件を押し込んできて特区を悪用してきたんじゃないかと、私はそう思っているんですよ。
二〇〇四年に日本初の株式会社立大学として発足したLEC東京リーガルマインド大学は、大学の累積赤字が三十億円に上り、二〇〇八年度には入学者二十九名、二〇〇九年度入学者はわずか十九名、二〇一〇年度以降は学部生の募集を停止いたしました。
そうすると、学校などの株式会社立特区からすると、本来であればこの株式会社立大学がうまくいったかどうかという経緯を見てから特区として今度は全国に解禁するべきなんじゃないかということを私は訴えることが筋ではないのかなと、そう思っているんです。
もうちょっとお話をさせていただきたいのは、これは学校の問題についてですが、済みません、ちょっと、株式会社立大学の中で、八代公述人は株式会社立大学をたしか推進されていた立場かと思います。私は、LEC大学のところでの問題点があって、結果的に、今は一校だけだったかと思いますけれども、統廃合されるという形になりました。
それから、もう一つが今申し上げましたLECというところで、これは株式会社立大学、それからしかもこのジョブカフェのお金を流用していたという、問題になっている企業でしょう。それからもう一つは、日本マンパワー、これはある政治家と癒着していて金相当ばらまいて問題になった会社でしょう。全部問題のある会社ですよ。何でこんなところがこうやって取り続けているんですか。めちゃくちゃですよ、これは。
この再委託先が、例えば、この間株式会社立大学で物すごく問題になったところがこれ再委託されているんですね。ここのところは、これは入札をしてこの企業が受注しているんですか。
その結果どうなったかというと、予備校生と大学生と一緒に授業をやっていて、しかも先生がそこに立つことなく、ビデオだけ流して授業をやっていたという株式会社立大学がありました。そのときに犠牲になったのは一体だれかというと、そこで学んでいる学生さんたちですよ。やめていっている人たちが随分いらっしゃいました。あのとき支払った授業料は一体どうなるんでしょうか。
リーガルマインドそのもの自体が僕はちょっと不自然だったと思っているのは、株式会社立大学として制定されていって、物すごく認可が早いんですよね。そして、しかもその後物すごい問題抱えていて、多くの議員の方から、これは自民党の方々も含めてですが、あそこが大学になっていることそのもの自体が問題じゃないかと、そういう声もあったぐらいなんですね。
それから、先ほどのLECだって、株式会社立大学はやって、あそこのLECは特別かどうか分かりませんよ、だけどあのときに一緒になって昇格した株式会社立大学だって、ここ何年間で文部科学省が、もうひどい大学でここを改善しろと言っているところがこの二つが物すごい多いわけですよ。
○櫻井充君 言っておきますが、あのときに文部科学省は相当抵抗したはずですよ、株式会社立大学そのもの自体に対してね。それを強引に押し切ったんじゃないですか。そして、今LECのあの中身が余りにひど過ぎて、結局、予備校とほとんど変わらないまま大学を経営していたわけでしょう。だって、予備校生と大学生と一緒になって授業を受けているんですよ。
要するに全国の状況、じゃ、そんなこと言うんだったらお伺いしますが、LECなんというのは、何であれ株式会社立大学として認めたんですか。あの惨状どうなっています。それについてどう考えますか、じゃ。
委員会におきましては、二法律案を一括して議題とし、地域再生計画の認定状況と現状評価、地域再生協議会設置の趣旨、再チャレンジ支援寄附金税制の対象の明確化、規制の特例措置の増加に向けた担当大臣の権限強化、株式会社立大学における事業実施の問題点、三歳未満児の幼稚園受入れにおける基準作成の必要性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
○副大臣(林芳正君) 今評価委員会のお話を委員がお聞きになって一例を挙げてやっていただきましたが、正に規制を所管しているのは各省でございますので、各省の方がこの規制によってどういう保護法益が守られているかというのを、特区によってもし弊害が生じるとしたらこういうことがあるじゃないかということを一元的には言う立場にあろうと、こういうふうに思っておりますが、この今のお尋ねの株式会社立大学になりますと、文科省
株式会社であれば、例えばエクイティー、出資という形で資金を調達することが可能になるということでございまして、そういった資金調達の多様化というようなところも株式会社立大学の背景にはあったような気がいたします。
○政府参考人(大前忠君) 株式会社立大学のケースについて申しますと、大学の質の確保について第一義的な責任を負っておられますのは文部科学省でございまして、そうした観点から今御質問の中にございましたような勧告といった措置を講じてこられているものと存じます。
もう一つ申し上げておきますが、特区の評価委員会の委員長という方がいらっしゃいますが、この方は、先ほど私が株式会社立大学に私学助成金がどうですかと言ったときに、伊吹大臣は、そういう考えは問題があるというふうにおっしゃっていましたが、このことをずっと主張されている方です。現在は経済財政諮問会議におられる八代さんですが、この方が特区評価委員会の委員長を務められている。
○櫻井充君 もう一つ、今、株式会社立大学にも私学助成金を入れるべきではないかというような意見を述べられている方がいらっしゃいますが、この意見に対して文部科学省としていかにお考えでしょうか。
そこで、なぜこのような大学が結果的に生まれてきたのかというと、特区の利用をして株式会社立大学ができ上がってきています。そこで不思議なのは、その特区の中で株式会社立大学で実は手を挙げてきたのはLECではなく、最初にほかの予備校であったりそういったところが手を挙げてきたにもかかわらず、実はこのときに最終的に特区として認定された株式会社立大学は全く違うLECともう一つ別な大学でした。
別な方は、特区の評価委員会の委員長をやられていましたが、LEC大学で問題があった際に全く伏せて、そしてこういう株式会社立大学でも私学助成金を入れろとひたすら言い続けている人ですよ。(発言する者あり)いや、違うんです。その人が本当に有識者と呼べるのかどうか。そういう迷惑な人たちが、ある種、行政をねじ曲げているんじゃないか。
ですから、そこのところを認可したところそのもの自体が実は大きな問題で、この後株式会社立大学も入ってこれないようなひどい状態になってきています。ですから、そこの責任は私は問う必要があると思っているんです。 もう一つ、特区という制度で法制局にお尋ねしますが、憲法で定められた平等権と特区はこれなぜ認められるんでしょう。
御指摘の株式会社立大学につきましては、認可時から多数の留意事項を付してそのフォローアップに努めているところでございますけれども、我々といたしましては、今後ともその留意事項に対する改善状況というものを実地で調査するなどして、しっかりと見守って指導してまいりたいと考えております。
しかし、大学として設置するときからきちっとチェックするのは当たり前の話であって、それで、初年度からきめ細やかですか、そんなものは、きちんきちんとやるのは当たり前の話で、それでやったところが、留意事項は株式会社立大学が設置されて以降毎年出ているんでしょう。少しもまじめに改善しようとしないというのが実態じゃありませんか。
○村田政府参考人 LEC大学以外の株式会社立大学についての今年度の設置計画履行状況調査に基づく留意事項でございますけれども、次のような問題点が明らかになっているところでございます。
続きまして、ある株式会社立大学についてのことでございますが、学校教育法に基づく勧告を行ったと聞いておりますけれども、大学からはどのような報告が提出されたのでしょうか。また、これを受けて、文部科学省は今後どのような対応を行いますか。
○清水政府参考人 現在開設されている株式会社立大学は、LEC大学を含めて六大学ございます。その六大学につきまして、設置計画の履行状況を調査しておりますけれども、今、LEC大学で申し上げたような法令違反というようなあれはございません。
それで、なぜこういうことをお伺いしているのかというと、この間問題にいたしました株式会社立大学の一つですが、ここは元々予備校でございました。その予備校生と実は大学生が同じ教室で授業を受けている、しかも、混在しながら受けてきていると。こういう大学そのもの自体が認可されているわけですね。
ましてや、株式会社立大学をこれから増やそうかという話をしている中で、しょっぱなに認可された大学はこんな実態なんです、一つは、少なくとも。こういうことをほっといていいんでしょうか、本当に。 大臣いかがですか。これが、これが文部科学省です。だから私は、医学教育の部分も、先ほど申し上げたとおり、厚生労働省の方がよほどいいんじゃないかと。ここは本当にそうなんですよ。
ですから、当然やっぱり株式会社立大学として、特区として申請をいただいて、文科省大学設置審議会で審査をして、まあやってもいいですよとなった、いわゆるこの期待を裏切る実態があるとするならば、これはやっぱりまさしくきっちりと内容を詰めて本当に適切に対応しないと、正直私も何か裏切られたような思いを持っております。
このため、文部科学省からLEC大学などの株式会社立大学に対して改善を求める指摘があった点につきましては、特区計画の策定主体として事業を推進する立場でございます地方公共団体に対して、大学と密接に連携を取りつつ、適正な学校運営が行われますように求めてまいる所存でございます。
特に、構造改革特区における株式会社立大学の参入ということによりまして、今では大学設置は何でもありというような状況にさえあるというふうに言われておるわけであります。 法政大学の顧問である清成氏が、「旧来の規制を壊すことばかりに腐心したため、秩序やルールの整備が後手に回ってしまった。」